しゃぶしゃぶの起源

しゃぶしゃぶは日本料理であるが、起源については説がある。 北京の火鍋料理に「シュワンヤンロウ」という羊肉でしゃぶしゃぶする料理があり、鳥取市出身で民芸運動の指導者であった吉田璋也が、戦後 京都 十二段家で戦時中に軍医として赴任していた北京の料理を我が国に伝え、羊肉を牛肉に替え、柳宗悦や河井寛次郎等の助言を得て今日の形となったという。 ただ、中国の鍋料理である火鍋に用いられる食材は、日本のしゃぶしゃぶのように、すぐに火が通るものばかりではなく、しばらく煮込む必要がある食材も多い。 なお、吉田璋也によるしゃぶしゃぶの原型「牛肉のすすぎ鍋」は、鳥取市のたくみ割烹で供されている。

しゃぶしゃぶの名称

「しゃぶしゃぶ」の名称は、1952年(昭和27年)に大阪のスエヒロが、自店の料理として出すときに命名したもので、これが始まりとされている。1955年(昭和30年)に商標登録されているが、スエヒロが商標登録したのは「しゃぶしゃぶ」ではなく、「肉のしゃぶしゃぶ」で、「しゃぶしゃぶ」という言葉を、どの店でも使えるようにとの当時の社長の配慮だという。 しゃぶしゃぶ専用の調理鍋の中央にある柱状の突起は、開発当時そこに炭を入れ鍋を加熱したという技術の名残である。

シュワンヤンロウの起源

800年前の元朝の始祖フビライ・ハンの時代に始まったとされ、ある年、軍を率いて南征中、戦いが続きゆっくりと食事する時間もなく、兵士達はいつも故郷のやわらかい羊の肉を食べたいと願っていた。 そんな折、わずかに戦闘が止んだすきに大慌てで羊肉の料理を始めたが、又しても戦闘が始まり、フビライは切ってあった薄い肉を箸でつまみ、鍋の熱湯に二三度ゆすって口に放り込み、大急ぎで戦闘に戻って行った。兵士達もそれに習い、こもごも行き来して食べては戦いを続けた。 これは素晴らしい戦闘食にもなり、兵士達は俄然力をつけ勝利を重ねたと言われている。 後になって、これに調味料を加え、焼かない、あぶらない、炒めない、蒸さない、煮ないのにとても美味い料理法として今に伝わった。

 

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