週末養蜂家のニホンミツバチのおいしいはちみつ


ニホンミツバチとは


日本で売られているはちみつは、セイヨウミツバチニホンミツバチという2種類のミツバチのうちのどちらかから採れたはちみつです。

ニホンミツバチは、日本に昔から住んでいる在来種です。

セイヨウミツバチは、もともとはヨーロッパやアフリカに生息していたミツバチです。はちみつをたくさん集める性質をもっているので、世界中に輸出されました。

例えば、マヌカ蜂蜜で有名なニュージーランドにも、もともとセイヨウミツバチはいなかったのですが、輸入されて現在ではたくさんはちみつが生産されています。

日本にも、明治時代にセイヨウミツバチが輸入されました。

セイヨウミツバチのほうが、ニホンミツバチの5倍以上はちみつが採れることや、ニホンミツバチがすぐに逃げ出してしまうという欠点をもっているため、ニホンミツバチはほとんど養蜂されなくなりました。


現在、日本でニホンミツバチを本格的に養蜂している養蜂場は、数えるほどです。

そのため、日本蜜蜂のはちみつの生産量は極めて少なく、日本で出回っているはちみつのうち、0.1%程度がニホンミツバチのはちみつではないかといわれています。

ただ、生産量が少なすぎて、はっきりした数値がわからないそうです。


ニホンミツバチとセイヨウミツバチの違いを、次の5つの項目で比較したいと思います。

1.はちみつの価格
2.攻撃性
3.スズメバチへの対応
4.巣箱&採蜜の方法
5.養蜂を行っている人


1.はちみつの味と価格

国産はちみつは、値段が高いというイメージがあります。

しかし、ニホンミツバチのはちみつはもっと高級です。だいたい、セイヨウミツバチのはちみつ(国産)の3倍程度です。


価格が高い理由としては、セイヨウミツバチと比べると、はちみつがあまり採れないことや、希少価値が挙げられます。

はちみつの味は、たとえ同じ花から蜜を集めてきたとしても、ニホンミツバチとセイヨウミツバチで違いがあるそうです。

ちなみに、ニホンミツバチのほうが味がよいと言われています。

少なくとも、私はニホンミツバチのはちみつのほうが好きです。


ニホンミツバチとセイヨウミツバチでは、好む花の種類にも違いがあります。

さらに、ニホンミツバチはセイヨウミツバチよりもはるかに多くの花の蜜を集めるそうです。

セイヨウミツバチはもともと日本にいなかったので、日本の花に詳しくないのかもしれませんね。


また、セイヨウミツバチは、単一の花から集中的に蜜を集める性質が強いことと、いつでも自由に採蜜できる巣箱を使用するため、レンゲの蜜やミカンの蜜などの単一の花のはちみつがメインです。

いろんな花の蜜が混ざったはちみつは、百花蜜(ひゃっかみつ)と呼ばれますが、セイヨウミツバチのはちみつは単一の花から採れたもののほうが良いとされて、百花蜜はあまり評価されていません。


一方、ニホンミツバチのはちみつは百花蜜が一般的です。

日本蜜蜂はいろいろな花から蜜を集める性質があります。

また、巣箱も、数か月分以上のはちみつが一緒に混ざってしまう方式です。

父のやり方では、1年間に採れたはちみつがすべて混ざります。

はちみつの味は、その地域に咲く花の種類によって、味が異なります。

ニホンミツバチのはちみつで、単一の花から採れたはちみつは、滅多に売られていません。

ほとんどすべてが百花蜜です。



2.攻撃性


「ミツバチ=刺す」というイメージですが、ニホンミツバチは大人しく、観察をするくらいなら滅多に刺すことはありません。

実際に、巣の入り口にいるニホンミツバチを指でつついてみましたが、刺されませんでした。



*季節や群れによって攻撃性が違うのでまねしないでください。



巣箱をあけて、はちみつを採る時ですら、それほど攻撃性は強くありません。

これも、指で触ってみましたが、刺されませんでした。




ニホンミツバチは刺すことが少ないので、愛着がわきやすいのです。


一方、セイヨウミツバチは、ニホンミツバチよりも攻撃性が強いです。

巣箱に近づいただけでも、刺されることがあります。

巣箱を開けて中の様子を観察したり、はちみつを採るときには、ミツバチを大人しくさせる煙が必要です。




3.スズメバチへの対応


ニホンミツバチは、オオスズメバチへの対抗策を持っています。

次の動画は、youtubeで見つけたニホンミツバチの動画です。ニホンミツバチがオオスズメバチを集団で退治します。




一方、セイヨウミツバチは、オオスズメバチに襲われるとなすすべもなく、全滅させられてしまいます。



セイヨウミツバチは人の助けを借りてオオスズメバチから守ってもらわないと生きていけないのです。

このため、セイヨウミツバチは野生化することができません。

野生のミツバチのほぼすべてが、ニホンミツバチです。



4.巣箱&採蜜の方法


セイヨウミツバチの巣箱は、すべて規格化されていて、同じ種類のものが使われており、遠心分離機を使ってはちみつを採ります。

セイヨウミツバチの採蜜は、巣を壊さずに採蜜できる近代的な方法です。

YouTubeで採蜜の動画を見つけました。





しかし、ニホンミツバチの巣箱やはちみつの採り方は、地域や養蜂を行う人によって異なります。

セイヨウミツバチと同じような手法を用いることもできますが、趣味でニホンミツバチの飼育を行っている人のほとんどは、巣ごとを押しつぶして採蜜しています。

巣箱の種類や形状、採蜜の方法も人それぞれ異なります。

このHPでは、父の採蜜方法をご紹介しています。

次の動画は、採蜜の様子のダイジェスト版です(2分間)




詳しい採蜜の様子は、「ニホンミツバチのはちみつを採る様子」で紹介しています。

興味のある方は、ぜひご覧になってください。



5.養蜂を行っている人


セイヨウミツバチは、プロの養蜂家の方が飼われています。

また、趣味で養蜂する人もいます。このような方は、セイヨウミツバチの群や巣箱、養蜂道具を養蜂場などで購入しています。


しかし、ニホンミツバチは、プロの養蜂家はあまり飼育をしていません。

それは、価格が少し高いといっても、はちみつがあまり採れないので、はちみつを売って十分な収入が得られないからだと思います。


そのため、ニホンミツバチを飼育している人は、趣味で飼育している人がほとんどです。

和歌山や四国の一部、長野県、対馬、宮崎の椎葉村
などでは、伝統的にニホンミツバチを養蜂しており、今でも趣味でニホンミツバチを飼育している人がたくさんいます。

最近では、テレビなどでニホンミツバチが取り上げられたり、インターネットや書籍を通じてニホンミツバチの飼育技術が広まったため、そういった伝統的に養蜂を行ってきた以外の地域でも、趣味で飼育する人が増えてきました。

とある記事に「日本全国で1000名程度が趣味でニホンミツバチを養蜂している」と書かれていました。

実際には、数千人以上の人が趣味で飼育していると思います。




ニホンミツバチの飼育が盛んな理由は、野生に生息するニホンミツバチを捕獲すれば無料で群れが手に入ることが大きいと思います。

捕獲は簡単ではありませんが、無料というのは大きいですよね。

これに対して、セイヨウミツバチの飼育を始めるには、10万円から20万円の初期投資が必要です。


私の父も、ニホンミツバチを趣味で飼育している一人です。


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このホームページの説明

このHPでは、趣味で日本蜜蜂を飼育する「週末養蜂」を提案しています。

京都府丹波地方の山奥の実家で、私の父が趣味ニホンミツバチを飼育し、在来種の保護活動を行っています。

ニホンミツバチの飼育の様子を、飼育している環境を含めて紹介しています。

これからニホンミツバチを飼育してみたい方や、ニホンミツバチのはちみつに興味のある方はぜひご覧になってください。



感想等は掲示板へお願いします。




ニホンミツバチの飼育に必要な蜜蝋巣箱も販売しています。


☆取扱い商品一覧☆

購入は、週末養蜂家のニホンミツバチショップから。

・日本蜜蜂の蜜蝋


日本蜜蜂の捕獲に必須です。
詳細は、こちら


日本蜜蜂のはちみつの絞りカス


分蜂群れの誘引に使用できます。

・日本蜜蜂の巣箱


捕獲に適した中古の巣箱です。
捕獲から採蜜まで可能な4段の重箱式です。


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こちらも中古の巣箱です。分蜂群れの捕獲に必要な部分のみをセットにすることで、お求めやすい価格で提供しています。
詳細は、こちら

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上記のすべての商品のおまけとして、初めて日本蜜蜂の捕獲に挑戦される方のためにノウハウをまとめた「養蜂指南書」というPDFファイルを差し上げています。

また、ヤフーオークションでも販売を行っています。

出品商品一覧 または、下のパーツから。






☆販売委託(蜂蜜)☆

ニホンミツバチのはちみつ

ニホンミツバチのはちみつは、アルモニさんに販売を委託しています。

はちみつの購入は、アルモニさんのネットショップからお願いします。

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☆関連商品☆

実家で採れた日本蜜蜂のはちみつと蜜蝋を使って、商品開発を行っていただいています。

詳しくは、コラボレーションをご覧になってください。

・和菓子



父の友人の和菓子職人が、ニホンミツバチのはちみつを使った和菓子を作りました。

はちみつはもちろん父が採取したものを使用しています。

まゆだまはちみつレモンくずきりの2つがあります。

写真は、はちみつレモンくずきりのものです。


・椿みつ朗



大変貴重なニホンミツバチの蜜蝋と、若狭地方(福井県)産の高級椿油の2つからできた安心、安全のリップクリームです。

楽天市場に出店されており、購入することができます⇒椿みつ朗


評価は、ほとんどすべて満点の5点です。

椿みつ朗の評価(楽天)





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これからニホンミツバチの飼育を始める方におすすめTOP3をご紹介します。

【第一位】


ニホンミツバチ―北限のApis cerana

インターネットではなかなか見ることのできない質の高い写真が多数紹介されています。図鑑のような書籍です。

飼育に関する記述はやや少ないです。


【第二位】



日本ミツバチ―在来種養蜂の実際 (新特産シリーズ)

巣箱の種類や飼育方法について幅広く触れており、とても参考になる書籍です。



【第三位】



我が家にミツバチがやって来た―ゼロから始めるニホンミツバチ養蜂家への道


重箱式巣箱を用いた飼育法について詳しく書かれています。

重箱式以外の巣箱について記述がないため、三位としました。