週末養蜂家のニホンミツバチのおいしいはちみつ

ニホンミツバチの分蜂と捕獲!群れを増やす  


そもそもどこからニホンミツバチはやってきたのか?今回はそれを紹介します。

ニホンミツバチは、野山からやってきました。

野生に生息しているニホンミツバチを捕獲して巣箱に入れて飼っているのです

養蜂用に明治時代に輸入されたセイヨウミツバチは養蜂場で購入することができます。

しかし、ニホンミツバチは養蜂場でもほとんど飼われておらず、手に入れるには野生のミツバチを捕まえるしかありま
せん。

次の動画は、木の洞に作られた日本蜜蜂の自然巣の様子です。


日本蜜蜂は、木の洞だけではなく、人間の生活範囲内でも巣を作ります。

例えば、床下、天井裏、お墓の中などです。

次の動画は、床下に作られた自然巣です。





野生のニホンミツバチを巣箱に入れるのはどうしているのでしょうか?

ニホンミツバチ蜂には、分蜂(ぶんぽう)という性質があります。

春に、新しい女王が生まれ、古い女王(新しい女王のお母さん)が巣から働き蜂を連れて出て行きます。

人間の世界では、娘が家を出て行くんですが、ミツバチの世界では母親が家を出て行くということになります。


分蜂になると、多くのニホンミツバチが飛び回ります。





巣から出た古い女王は、気に入った場所に新しい巣を作ります。このときに、自分の作った巣箱を選んでもらうこと
で、群を手にいれることができます。

春には、黒っぽい雄(オス)のミツバチが、女王との交尾のためにたくさん生まれます。

巣箱の入り口では、雄蜂を頻繁に見ることができます。






たまに、「気づいたらニホンミツバチが巣箱に入っていた!!」なんてこともありますが、ニホンミツバチに巣箱に
入ってもらうのはそんなに簡単ではありません。

いろいろな工夫をします。

まずは、巣箱に蜜蝋(みつろう)というニホンミツバチの巣の材料を塗るという
方法があります。

蜜蜂の巣は、蜜蝋という蝋(ろう)でできているんです。蝋というのはロウソクの蝋です。西洋では教会のロ
ウソクの材料として蜜蝋を使用していました。


↓ニホンミツバチの巣 蜜蝋が材料です。
ニホンミツバチの巣版


なぜこの蜜蝋を巣箱に塗るのかというと、

ニホンミツバチの蜜蝋が塗ってある巣箱には、ニホンミツバチが住んでくれやす
のです。

これは、次のような理由があるのではないかと考えています。


ニホンミツバチが巣をつくり、その群れがどこか別の場所へ引っ越したり、死滅してしまったとします。すると、その巣
や蜂蜜は他の虫のえさになります。

大部分は食べられてしまうのですが、巣が作られていたところには巣の材料である蜜蝋(みつろう)がこびり
ついている
わけです。

つまり、以前ニホンミツバチが巣を作った場所は、蜜蝋がついています。

ニホンミツバチは、
以前誰かが住んでいた場所だし、安心だ。」と思うわけです。

ですから、巣箱に蜜蝋(みつろう)を塗っていると、ニホンミツバチに選んでもらいやすくなるのです。

ニホンミツバチは、新築よりも中古物件のほうが好きなのです。

使用する蜜蝋は、ニホンミツバチのものでないとダメです。

セイヨウミツバチの蜜蝋では、効果がありません。その原因は、成分が違うからであると思われます。

日本蜜蜂の蜜蝋は、はちみつ以上に手に入りにくいものです。

化粧品用として東急ハンズなどで販売されている蜜蝋や、養蜂場のネットショップで販売されている蜜蝋はすべ
てセイヨウミツバチのものだからです。


余ったニホンミツバチの蜜蝋をお譲りしています。

蜜蝋を購入していただいた方には、ニホンミツバチの養蜂についてまとめたPDFファイルの「養蜂指南書」を無料で
差し上げています。

詳しくは、ショップをご覧になってください。


次に、キンリョウヘンというランが捕獲に役立ちます。

キンリョウヘンがニホンミツバチを引き寄せ、巣箱に入りやすくなります。

この効果は絶大です!春にこのキンリョウヘンをおいておくと、5分もすればニホンミツバチが寄ってくることも珍し
くありません。

↓キンリョウヘン
キンリョウヘン


キンリョウヘンにニホンミツバチが集まっている様子の動画です。




なぜニホンミツバチが集まるのかというと、キンリョウヘンがニホンミツバチを引き
付ける物質を発しているからです。

このキンリョウヘンを育てるにはランの知識が要ります。ランの中では、もっとも簡単な部類のランですが、初心者に
は少し難しいかもしれません。

父は昔趣味でランを育てていましたので、育て方をしっていました。キンリョウヘンを1つ買ってきてからは自分でど
んどん増やしています。

キンリョウヘンの栽培は、ニホンミツバチの養蜂の成功を左右する大きなポイントです。


待ち箱を広範囲に設置すれば、10個に3個くらいの割合で捕獲できます。

待ち箱を点検しにいったときに、ニホンミツバチが巣箱から出入りしているのを見つけるとうれしいです。






他にも、分蜂で木に固まっている群れを強制的に巣箱に入れてしまう方法があります。

分蜂して、巣を飛び出した母親の女王蜂。しかし、新しい住処がすぐに決まるとは限りません。

そういうときは、女王蜂と大部分の働き蜂は、木などに固まって、新しい巣を作る場所を探索する働き蜂が新しい
住処を探してくるまで待機します。

↓分蜂群れ
木に固まったニホンミツバチの分蜂群

この分蜂群れの上に、巣箱を置きます。
木に固まった分蜂群2


ここからは動画です。



強引に巣箱に入れました。

このあとは、↓の写真のように巣箱を設置しておきます。
ニホンミツバチの巣箱



また、分蜂群れを手を使って箱の中に強引に入れてしまっても大丈夫です。

分蜂のときに固まっているニホンミツバチは滅多に刺しません。

次の動画は、素手で分蜂の蜂球に触ってみた様子です。




次の動画は2011年に撮影した分蜂群れを捕獲する様子の動画です。




動画のように巣箱を逆さにして、そこにニホンミツバチの分蜂群れを入れたあと、巣箱を元の向きにおけば捕獲完
了です。



ニホンミツバチの意思に関係なく強引に入れたので、巣箱が気に入らず巣箱から逃げ出して自然に帰ってしま
うこともよくあります。


ニホンミツバチのこの性質も、養蜂には向かないため養蜂家から敬遠され、ニホンミツバチのはちみつが希少にな
っている一因となっています。

ちなみにこの分蜂群は、街中で見ることもできます。

分蜂群は、刺すことは滅多にないのですが、多くの場合は殺虫剤で殺されているようです。

日本蜜蜂は間違いなく益虫です。駆除することは環境破壊につながります。

分蜂群れをなるべく駆除しないようにご協力をお願いします。


次は、捕獲したニホンミツバチをどのように飼育しているのかを紹介します。

→ニホンミツバチの飼育の様子へ
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このホームページの説明

このHPでは、趣味で日本蜜蜂を飼育する「週末養蜂」を提案しています。

京都府丹波地方の山奥の実家で、私の父が趣味ニホンミツバチを飼育し、在来種の保護活動を行っています。

ニホンミツバチの飼育の様子を、飼育している環境を含めて紹介しています。

これからニホンミツバチを飼育してみたい方や、ニホンミツバチのはちみつに興味のある方はぜひご覧になってください。



感想等は掲示板へお願いします。




ニホンミツバチの飼育に必要な蜜蝋巣箱も販売しています。


☆取扱い商品一覧☆

購入は、週末養蜂家のニホンミツバチショップから。

・日本蜜蜂の蜜蝋


日本蜜蜂の捕獲に必須です。
詳細は、こちら


日本蜜蜂のはちみつの絞りカス


分蜂群れの誘引に使用できます。

・日本蜜蜂の巣箱


捕獲に適した中古の巣箱です。
捕獲から採蜜まで可能な4段の重箱式です。


・待ち箱セット


こちらも中古の巣箱です。分蜂群れの捕獲に必要な部分のみをセットにすることで、お求めやすい価格で提供しています。
詳細は、こちら

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上記のすべての商品のおまけとして、初めて日本蜜蜂の捕獲に挑戦される方のためにノウハウをまとめた「養蜂指南書」というPDFファイルを差し上げています。


また、ヤフーオークションでも販売を行っています。

出品商品一覧 または、下のパーツから。



☆販売委託(蜂蜜)☆

ニホンミツバチのはちみつ

ニホンミツバチのはちみつは、アルモニさんに販売を委託しています。

はちみつの購入は、アルモニさんのネットショップからお願いします。

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☆関連商品☆

実家で採れた日本蜜蜂のはちみつと蜜蝋を使って、商品開発を行っていただいています。

詳しくは、コラボレーションをご覧になってください。

・和菓子



父の友人の和菓子職人が、ニホンミツバチのはちみつを使った和菓子を作りました。

はちみつはもちろん父が採取したものを使用しています。

まゆだまはちみつレモンくずきりの2つがあります。

写真は、はちみつレモンくずきりのものです。


・椿みつ朗



大変貴重なニホンミツバチの蜜蝋と、若狭地方(福井県)産の高級椿油の2つからできた安心、安全のリップクリームです。

楽天市場に出店されており、購入することができます⇒椿みつ朗


評価は、ほとんどすべて満点の5点です。

椿みつ朗の評価(楽天)





☆おすすめ本 TOP3☆

これからニホンミツバチの飼育を始める方におすすめTOP3をご紹介します。

【第一位】


ニホンミツバチ―北限のApis cerana

インターネットではなかなか見ることのできない質の高い写真が多数紹介されています。図鑑のような書籍です。

飼育に関する記述はやや少ないです。


【第二位】



日本ミツバチ―在来種養蜂の実際 (新特産シリーズ)

巣箱の種類や飼育方法について幅広く触れており、とても参考になる書籍です。



【第三位】



我が家にミツバチがやって来た―ゼロから始めるニホンミツバチ養蜂家への道


重箱式巣箱を用いた飼育法について詳しく書かれています。

重箱式以外の巣箱について記述がないため、三位としました。