日本蜜蜂の蜜蝋(ミツロウ)と、一般に売られているセイヨウミツバチの蜜蝋は何が違うのでしょうか?
最大の違いは、日本蜜蜂の蜜蝋には、蜂ヤニが含まれていないので純度が高いことです。
そのため、日本蜜蜂の蜜蝋のほうがより柔らかく、低刺激です。
また、ニホンミツバチの養蜂には、抗生物質を使用しないため安心です。
このため、ニホンミツバチの蜜蝋は、オーガニックで最高級と言えるのです。
ニホンミツバチについて詳しくは、「ニホンミツバチとは」をご覧ください。
蜜蝋は次の動画のように、はちみつを絞った後にできる絞りかすから、取り出します。
化粧品用のニホンミツバチの蜜蝋は、アルモニさんという高品質のアロマのお店で販売していただいています。こちらから
ミツロウは、ロウソクだけが、利用法ではありません!
そこで、蜜蝋を使ったロウソク、ハンドクリーム、練り香水、リップクリーム、蜜蝋ワックス(木材用)、蜜蝋ワックス(革用)、せっけん(MPソープ使用)、せっけん(苛性ソーダ使用)の作り方ご紹介します。
それでは順に紹介していきます。
まず注意ですが、溶けた蜜蝋を排水口に流すのは絶対にやめてください。
すぐに固まって、つまりの原因となります。
かならず冷まして固めてから再利用するか、ゴミ箱に捨てるようにしてください。
アロマの効果もあるという蜜蝋を使ったろうそく。
蜜蝋とロウソク芯で作ることができます。蜜蝋を温めて柔らかくして粘土で遊ぶように作れます。
また、型に流し込んでも作ることもできます。ススがほとんど出ないことが特徴で、やさしい光を出します。
動画は私が撮影したものではなく、楽天に出店しているお店が公開しているものです。
蜜蝋は吸い込みが悪く、太めにすると端のほうの蜜蝋が溶けずにそのまま残ってしまいます。
このため、市販の蜜蝋ロウソクは、植物油を蜜蝋に混ぜて柔らかくしているものも多いようです。
太めのキャンドルを蜜蝋100%で作るのは少し難しいかもしれません。
作り方はこちらに詳しく書かれています
蝋燭用の座金はこちらで販売されています。
手作りキャンドルキット「座金」20個入り蜜蝋を使った手作りハンドクリームは、けっこうメジャーです。
手作りハンドクリームのレシピには、頻繁に蜜蝋が登場します。
材料は基本的に蜜蝋と植物性油です。香りをつける場合はエッセンシャルオイルを加えます。
基本的な作り方は、湯せんして60から70度に温めた油に、蜜蝋を溶かす方法です。
こちらに写真つきで詳しく書かれています↓
アロマテラピーのお店 TeaTea -tree tree の木だいたいどのレシピを見ても、オイル100mlに対し蜜蝋20gの割合です。
ですが、蜜蝋の量は調節でき、15gから25gの範囲ならなんの支障もありません。
蜜蝋の量を増やすと、クリームが硬くなります。
オイルは、最適なのはホホバオイルです。
初めての方は、手ごろなオリーブオイルを使われます。しかし、オリーブオイルはベットリしすぎた感じになってしまうのです。
ホホバオイルは、べたつかず、人体との相性も非常にいいオイルです。
リアルの店舗で売っているところは少ないですが、ネットショップで探すと簡単に見つかります。
楽天の次のショップがおすすめです。
いつも材料を買うときは、次の2つのうちどちらかで購入しています。
しかし、ホホバオイルは最高級で価格が高いのが難点です。
入手先としては、よりお手ごろな値段の、スイートアーモンドオイルでも作れます。乾燥肌の人はオリーブオイルもいいみたいです。いろいろなオイルの特徴がこちらに詳しく書かれています
湯せんする容器は耐熱容器を使ってください。
材料は人体に害のないものなので、用具は普段キッチンで使っているものが使えます。また、用具についたクリームはせっけん、洗剤でキレイに落とすことができます。
注意ですが、ハンドクリームを布で拭取ると、シミになります。
蜜蝋というのは、ほとんど変質することがない物質ですので、なかなか落とすことが難しいシミです。気をつけてください。
あと、材料をいろいろと揃えるのが面倒な方のために、手作りハンドクリームセットも販売されています。
肌のタイプに合わせて、材料が少し違っており、
手作りハンドクリーム・キット ノーマルスキン と手作りハンドクリーム・キット ダメージスキン があります。材料にビーズワックスと書かれていますが、これは蜜蝋のことです。
私も以前は個人的にハンドクリームを作っていましたが、現在はなんと商品化しています!
椿みつ朗という製品の材料として、実家で採れたニホンミツバチの蜜蝋を提供しています。楽天市場で販売されています。評価もほとんどすべて満点の5点です。
椿みつ朗の評価(楽天)化粧品用のニホンミツバチの蜜蝋は、アルモニさんという高品質のアロマのお店で販売していただいています。こちらから。
椿みつ朗に使われている蜜蝋とまったく同じですよ。
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アルモニさんでは、とっても高品質なエッセンシャルオイル、キャリアオイルが販売されています。
ぜひ一度訪れてみてください!
ハンドクリームにエッセンシャルオイルを加えると、香りがよくなり香水としても利用できます。
作り方はこちら
蜜蝋ワックスは、油と蜜蝋をハンドクリームと同じ要領でまぜあわせると蜜蝋ワックスを簡単に作ることができます。蜜蝋の割合は、だいたい全体の10から20%がいいようです。
市販品の蜜蝋ワックスはもちろんセイヨウミツバチの蜜蝋を使用して作られています。
ですので、日本蜜蜂の蜜蝋で作られたものはかなり貴重です。作り方は↓が参考になります。
蜜蝋ワックスを作ろう。ログハウスだけでなく、ワックスまでセルフビルドで。
蜜蝋が多くなるほどが硬くなります。使用する油は、植物性のものならなんでも可能ですが、できれば乾性油といって乾きの速いオイルが望ましいです。
床に油を塗る場合は乾性油の桐油、亜麻仁油、荏油などが使われます。荏油はホームセンターでも売っているので、荏油を使うといいでしょう。
京都にある油屋さんのブログによると、
京都の町家の塗装では昔から荏油がもっとも良く使われているらしいです。
蜜蝋ワックスは使ってみたいけど、家具や床など高価なものに手作り品を使用するのは不安な方のために、市販の蜜蝋ワックスをいくつか紹介します。
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未晒し蜜蝋(ミツロウ)ワックスもっとも有名な蜜蝋ワックスです。使用用途に応じて硬さを選ぶことができます。
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天然素材100%[蜜ろうワックス]赤ちゃんお子様がいるご家庭に蜜蝋・ホオバ油使用高級オイルのホホバオイルが使用されている蜜蝋ワックスです。
感想等は掲示板へお願いします。
上記のすべての商品のおまけとして、初めて日本蜜蜂の捕獲に挑戦される方のためにノウハウをまとめた「養蜂指南書」というPDFファイルを差し上げています。
また、ヤフーオークションでも販売を行っています。
出品商品一覧
または、下のパーツから。
評価は、ほとんどすべて満点の5点です。
椿みつ朗の評価(楽天)